樺細工は、江戸時代中期に秋田県北部の阿仁地方に伝承された「山桜の樹皮」を利用した細工の技術を、佐竹北家の武士、藤村彦六が習得したのが始まりと伝えられています。
山々に囲まれた土地、秋田県角館で育まれた樺細工。
現在、樺細工の原料となる「山桜の樹皮」は、山々を守るための「更新」といわれる伐採計画のある木の副産物を使用しています。
日本人が「山桜の樹皮」を使用し始めたのは縄文時代前期。当時はかごを補強するためのもの。それ以来さまざまな用途に用いられ、現代の樺細工へと繋がってきました。
山を守り、山からのいただきもので暮らしを営み、そしてまた山を守る。
私たちの祖先は山々を丁寧に守り育ててきました。
冨岡商店は、次世代に山からの豊かな恵みである樺細工を繋げていけるように「山とともに生きる」という文化を守り、育んでいます。

Designers

橋本 夕紀夫

1962年愛知県生まれ。1986年愛知県立芸術大学デザイン学科卒業。卒業制作買い上げ。㈱スーパーポテトを経て、1996年橋本夕紀夫デザインスタジオ設立。ナショップライティングコンテスト優秀賞、JCD優秀賞、 北米照明学会IIDA アワードオブエクセレンスなど多数の受賞歴を持つ。昭和女子大、愛知県立芸術大学 非常勤講師。著書に『LEDとまげわっぱ - 進化する伝統デザイン』(六耀社刊)がある。  

YOnoBI

渡邊 真典(わたなべ まさのり)1960年北海道生まれ。インテリア関連の雑誌・書籍等の編集を経て、2003年に㈲クロスエッジを設立。伝統工芸にモダンデザインの要素を落とし込んだ雑貨ブランド「YOnoBI」を立ち上げる。全国各地に点在する伝統工芸をベースとしたモノづくりのプロデュースおよびデザインを行っている。 

平瀬 尋士

1990年東海大学教養学部芸術学科卒業後、自動車メーカーで先行開発や乗用車の内外装の デザインを担当。 2003年に STUDIOJIN設立。車のデザインから IT機器等のデザインを手掛ける。 2009年からカーデザイン専門学校や大学で非常勤講師を務める。 2010年から伝統工芸とコラボした作品やオリジナルブランドでインテリア小物を製作し、展示会などに出展。「伝統と革新」をテーマとし、地場産業や伝統工芸品のプロダクトデザインを中心にプロデュース及びブランディングを手掛ける。  

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冨岡商店について

創業以来、山からの豊かな恵みである樺細工を次世代に繋げていけるように、「山とともに生きる」という文化を守り、育んでいます。

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樺細工のお手入れ

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