Pressrelease_sensitivewallcoveringpanels

2024年5月24日 新作発表会

「センシティブ・ウォール・カヴァーリング・パネル 」
デザイン:Mauricio Clavero Kozlowski

住宅、ホテルのエントランス、そして店舗等のデコレーションとしてお使いいただけるウォールパネルです。

今回のプロダクトで画期的な発見がありました。

日本のティッシュの75%は東北の広葉樹林からできています。里山は50年のサイクルで伐採されていきますが、広葉樹は天然更新するためこの活動が可能となっています。

桜皮は、日本で約7000年前から補強材として利用されてきた素材。枯渇することはありません。

弊社では伐採計画のある広葉樹林中のヤマザクラから樹皮(桜皮)を採取しています。実は桜皮は、ヤマザクラが伐採された後、剥かれて処分されてしまうものです。もったいないので、伐採される前に剥かせてもらいます。

採取した桜皮は、既成概念のためこれぞ樺細工と評価される素材はごくわずかにしかなく、ほとんどが行き場を失い未利用材としてストックされていきます。このウォールパネルの素材は、そうした素材を利用したアップサイクルのプロダクトになります。

ところが今回のウォールパネルの開発で、桜皮は、テーブルウエアから壁面に活躍の舞台を移すことで、荒々しい自然の表情が逆に映えることを発見したのです。人工物の住宅と自然の風景とのコントラストが私たちを心豊かにしてくれます。

樺細工のデコレーション。「センシティブ・ウォール・カヴァーリング・パネル 」の誕生です。

私たちを心豊かに、そして桜皮の採取に対しては、採取条件の緩和でその仕事に報いることができるようになりました。

※荒々しい表情の素材は、既存の樺細工に比べスムーズに細工ができないため、納期につきましては、十分に余裕をもってご用命くださいますようお願い申し上げます。

 

 

Back to blog